ハイエースを売却する前に盗難される可能性
盗難されやすい車種とハイエースの盗難率
ここ数年で盗難されやすい車種は変わってきてはいますが、やはりトヨタ車、レクサス車が圧倒的に盗難率が高いようです。
中でもランドクルーザー、プリウス、LX、アルファードは2021年でそれぞれ100件以上の盗難が発生してます。
・1位:トヨタ「ランドクルーザー」331件
・2位:トヨタ「プリウス」266件
・3位:レクサス「LX」156件
・4位:トヨタ「アルファード」138件
・5位:トヨタ「クラウン」81件
・6位:トヨタ「ハイエース」78件
・7位:レクサス「RX」58件
・8位:トヨタ「ヴェルファイア」41件
・9位:レクサス「LS」、トヨタ「ハリアー」各36件
ランドクルーザーなんかは300件超えで、いかに狙われやすい車種かあからさまですよね。
そして気になるハイエースは2021年の盗難件数は78件。
実は件数で言えば年々減少傾向ですが、それでも毎年ランキング上位に入ってしまいます。
単純に盗難する側からしたら、リスクを犯すならお金になる車種を狙うのは当然で、ハイエースよりもLXやランクルの方が高く売れるからという部分がランキングには影響してますね。
どうしても海外での需要が高い車種は、そのまま車両ごと海外へ持っていかれる、もしくはバラして部分単位で取引されるなど、こういった悪い業界のルートが確立してしまっているのも事実でしょう。
だからと言って盗難されやすいからハイエースや好きな車種には乗れない…
こんなおかしな話は許せないのですが、現状できる限りの対策はやるしかないのです。
盗難防止でやるべき対策
まず2012年以降のハイエースにはチップに記録されたIDと、車に登録済みのコードが一致してエンジンがかかる仕組みのイモビライザーは標準装備となっています。
ですがこれはその手のプロからすればイモビカッターという手法でリセットさせてしまう事が可能ですので、正直最低限レベルのセキュリティです。
それにスマートキーシステムがあるとしても、これまたリレーアタックという中継器で電波を増幅させ、早いと数十秒でロック解除、エンジン始動までさせてしまいます。
はっきり言って、これらの最低限のセキュリティだと慣れてるプロからすればいとも簡単に解除できてしまうシステムでしかないので、やはり別で対策をする必要はあります。
例えば…
自宅にスマートキーを持ち帰り、そのまま様々な場所に置く方がほとんどかと思います。
その際にスマートキーの電波を増幅されないように、外部からシャットアウトする置き方をするなど。
こういった商品もあるので、非常にオススメです。
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あとは物理的にタイヤをロックさせる事でそもそも走りだせないようにしておくこんな商品とか…
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他にもステアリングをロックさせる商品もあるので、考えてみるのもいいかもしれません。
個人的にはスマートキーのリレーアタック対策商品は使っておいて損は無いと思いますよ。
売却予定なら盗まれる前に売る?
これはちょっと極論ですが、今後そんなに乗るつもりもなく、売却を考えているのであれば、もうさっさと売っちゃうのも賢い選択だと思います。
普段から盗難の心配をしつつ、防犯グッズも揃えて、時間も使って…
そう考えてるうちに海外相場の天井を狙って売却したはずが、結構無駄な出費をしてしまってあまり得にはならなかったという最悪なパターンです。
「うちのハイエースは古いから大丈夫」
なんて油断してると、むしろセキュリティの甘い古いハイエースだからより簡単に盗まれる可能性も大いにあります。
盗難率の高い車のユーザーだからこその辛い部分ではありますが、今後すぐに車両盗難が無くなるということはまずないので、ぜひそのあたりをどうするか、売却や乗り換えも含めて、この機会に考えてみるのもいいかもしれません。
古いハイエースだとしても動く状態であれば盗難の可能性はあります。
だからこそまだある程度元気な状態であればユーカーパックでの一括査定でとにかく高額な査定を期待してみてもいいですね。
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