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過走行のハイエース

20万km乗っても高く売れるのがハイエース!ハイエースの査定価格に走行距離は関係無いのか?


20万km乗っても高く売れるハイエース

 

みなさんこんにちは、いつも当ブログを拝見いただき、ありがとうございます。

今日はハイエースの売却時の「走行距離」について、書きたいと思います。

 

一般的に中古車の買取価格を決めるにあたり、大きな要素は「年式」「走行距離」「キズ」と、車のエンジンなどを判別する「型式」の4つになります。

細かい事を書くと、「色」ナビなどの「装備」「車検の有無」などもありますが、それは付加価値としての+αの要素であり、根本の買取価格を大きく左右するのは、先ほど書きました「年式」「走行距離」「キズ」「型式」の4つです。

 

今日はその中でも、一般的には買取価格に大きく影響の出る「走行距離」について書きたいと思います。

 

車の査定価格に大きく影響を与える「走行距離」

先にも書きましたように、一般的には車を売却する際に、走行距離というのは査定価格に大きな影響を与えます。

もちろん走行距離が少なければ査定価格は高く、走行距離が多ければ査定価格は安くなります。

 

特に日本人は中古車を購入する際に過度にこの「走行距離」を気にする傾向があり、48000kmと53000kmのたった5000kmしか違わない2台の中古車があったとしても、価格が高くてもすぐ売れるのは48000kmの中古車になります。

 

理由は中古車を購入する際にカーセンサーやGOO‐NETなどのポータルサイトで検索する際に「5万km以内」と限定し検索するユーザーが多く存在するからです。

その結果53000kmの中古車は48000kmの中古車よりも価格を下げなければ売れません。

 

ポータルサイトで中古車を探すユーザーにとって、走行距離は車選びの重要な要素

 

これは筆者の感覚になりますが、この2台の価格の差は

 

100万円程度の車で5~10万円

 

200万円程度の車で10~15万円

 

300万円を超える高級車や外車になればその差は20~30万円程度

 

出てくると思われます。

 

販売価格が変わるのであれば当然買取価格も変わりますので、53000kmの中古車の買取査定価格は48000kmの査定価格よりも、各価格帯により変わりますが5~30万円程度安くなる訳です。

 

ハイエースの場合の「走行距離」の影響は?

ここまでで一般的な中古車の査定価格に「走行距離」が大きな影響をあたえるという事がお解りいただけたと思います。

では、今回のブログの本題である、ハイエースの場合はどうか?

ハイエースの査定価格に対して走行距離が与える影響はどうなのか?という部分についてここから書いていきます。

 

まず、ハイエースに限らずどんな車においても「走行距離」というは査定価格の大きな要因の一つであり、ハイエースも少なからず影響は出ます。

しかし実際のところ、ハイエースに関しては、一般的な中古車と比較して走行距離に関しては売却時の査定価格に影響が出にくい車で、先ほどの一般的な車の例で5000km違い中古車で5~30万円査定価格が変わると書きましたがハイエースの場合は5000km程度では査定価格にはほとんど影響は出ません。

 

ハイエースの場合は3~5万km走行距離の差が出て、やっと中古の価格に影響が出てくると言えます。

具体的な例を下記に書いていきます。

 

走行距離ごとの査定価格

下記にハイエースの型式別で3パターンの走行距離ごとの買取平均価格を記載しました。

 

・ハイエースの場合

年式:平成24年式 型式「KDH201V」 ディーゼルタイプのバン

走行0~5万km(平均走行距離35600km) 平均査定価格157万円

走行5~10万km(平均走行距離78700km) 平均査定価格1,46.6万円

走行10~15万km(平均走行距離119500km) 平均査定価格125.2万円

走行15~20万km(平均走行距離174900m) 平均査定価格110.3万円

 

年式:平成24年式 型式「TRH200V」 ガソリンタイプのバン

走行0~5万km(平均走行距離33500km) 平均査定価格135.2万円

走行5~10万km(平均走行距離76600km) 平均査定価格111.6万円

走行10~15万km(平均走行距離122700km) 平均査定価格82万円

走行15~20万km(平均走行距離169600km) 平均査定価格77万円

※2018年5月時点での査定価格データ

 

いかがでしょうか?

ハイエースに関しては5万km単位で区切っても、買取り査定の価格はこれしか変わりません。

特にディーゼルエンジンのハイエースは0~5万kmの平均査定価格が157万円に対して15~20万kmの平均査定価格は110.3万円と、わずか3割しか査定価格は下がりません。

 

走行距離に対して、査定価格の下落が少ないハイエース

・一般的な乗用車の場合

これが乗用車になると大きくかわります。

比較的リセールバリューが良いセダン「クラウン」でも下記のようになります。

 

年式:平成24年式 型式「GRS200」 2.5リッターガソリンタイプ

走行0~5万km(平均走行距離32300km) 平均査定価格166.1万円

走行5~10万km(平均走行距離78200km) 平均査定価格132.2万円

走行10~15万km(平均走行距離128600km) 平均査定価格75.1万円

走行15~20万km(平均走行距離167400km) 平均査定価格59.4万円

※2018年2月時点での査定価格データ

 

0~5万kmのレンジで166,1万円の平均査定価格が、10万kmを超えた時点で大きく値下がり75.1万円と約55%も平均査定価格が下がってしまいます。

 

一般的な乗用車は、走行距離が査定価格に与える影響は大きい

 

このデータだけ見ても、ハイエースの査定価格において1~2万km程度の走行距離の差ではあまり影響が出ないという事がわかるかと思います。

 

なぜハイエースの査定価格に「走行距離」の影響が少ないのか?

ではなぜ一般的な車と違い、中古車のハイエースの「走行距離」が査定価格に影響出ないかですがそれには2つの大きな理由があります。

まずは1つ目の理由ですが、それは次に購入するユーザーが仕事用の車として購入、利用する点です。

 

ハイエースは仕事や趣味などの目的重視で購入されるユーザーが多いので、一般的な自家用の車と違い、次に中古車で購入するユーザーもそこまで細かく気にしないで購入する傾向があります。

 

仕事用の車、作業車としても大人気のハイエース

 

クラウンなどを自家用のマイカーとして購入する際は、年式、走行距離などはもちろん、細かいキズなども念入りにチェックして何件も中古車屋を廻って購入するのが一般的ですね。

仕事用の車としてハイエースを購入する際は「どうせ仕事でキズがつくし・・・たくさん走るから走行距離もすぐ伸びてしまうし・・・」と、あまり細かく気にません。

 

購入するユーザーが走行距離をそこまで気にしないのであれば、販売価格に対して走行距離が与える影響が少ないので、当然査定価格にも影響が少ないと言えます。

 

そして2つ目の理由ですが、それは「輸出」が関係しております。

中古車のハイエースは東南アジアやアフリカなどの様々な国に輸出されております。

輸出されたハイエースは輸出先の国でタクシーや仕事用の車として大活躍しており、20年以上前のハイエースや100万km以上走行したハイエースが元気に走っております。

 

日本と違い国土の広い輸出先の国々では、日本では考えられないような走行距離を走るので、購入時に日本人のような5万kmを超える、超えないなどの細かい走行距離は全然気にしません。

 

海外のタクシーヤード。写っているいる車のほとんどがハイエース。

上記の2つの理由から、ハイエースは中古車売却の際の「走行距離」の与える査定価格の影響が少ない車なのです。

 

20万km乗ったハイエースはどこに売れば良いのか?

何度も書きますが、一般的には「走行距離が多い=査定価格が下がる」ですが、ハイエースに関しては例外です。

20万km走行したハイエースでも高く売れると断言できます。

しかし、一般的な査定を行うディーラーなどの下取り査定では、走行距離の走った車はたとえハイエースでも安く下取りされてしまいます。

 

先に書いた2つの理由を明確に理解している業者でなければ、走行距離が多い分だけ単純に買いたたかれてしまいます。

ではどこに売れば良いのか?

ここからは、輸出市場や、中古車としての二次流通にも詳しい中古車の買取専門を紹介していきます。

 

20万km乗ったハイエースを高く買取しているお店

・ガリバー

だれでも一度は聞いた事がある会社名「ガリバー」

中古車の買取業務が専門のガリバーは、ハイエースの国内需要だけでなく、海外への輸出需要にも詳しく、

ハイエースの査定価格に走行距離が影響が出にくい事も知っている買取店です。

 

下記リンクから簡単な情報を入力するだけで、おおよその相場がすぐわかります。

是非確認してみてください!



・ビッグモーター

ここ最近、TVCMなどを大々的に打ち出している「ビッグモーター」

店舗での中古車販売はもちろん、中古車の買取りにも非常に力を入れている会社で、高額査定が期待できる会社の一つです。

ガリバーほどは店舗数は無いですが、多店舗展開している大手の買取専門店なので、アナタの近所に店舗があれば、一度足を運んでみても良いかもしれません。

 

 

・カーセンサーネット

一社一社に自分の車の査定を依頼をするのが面倒という方には、

複数の会社にまとめて査定依頼が出来る「一括査定サイト」を利用するのがオススメです。

 

その中でもリクルートが運営している「カーセンサーネット」の一括査定サイトであれば、無料で一気に複数の買取専門店の査定価格を知る事が出来ます。

カーセンサーネットの加盟店の中には、国内で販売している中古車販売店だけでなく、中古車の海外輸出を得意としている海外向けの中古車輸出業者も多数参加しているので、走行距離が多いハイエースでもしっかりと適正で、高い買取査定価格を提示してくれます。

 

下記のリンクから簡単な車の情報を入力するだけで、おおよその査定価格が知れますので是非試してみてください。

 



 

カーネクスト

最後は「カーネクスト」です。

「カーネクスト」は他の一括査定サイトと違い、事故をしている車や、故障などで不動車になっている車の買取を得意とするサービスです。

故障車、事故車などの二次流通に詳しい「カーネクスト」は、国内では売り物にならない車も高く買い取ってくれるので、アナタのハイエースが20万km以上走行していて壊れていたりして動かせないような状態ならば是非カーネクストに査定を依頼してみましょう!

 

故障車でも驚くような査定価格をきっと提示してくれるはずです。

査定依頼は下記リンクから簡単に行えます。

 



まとめ

いかがでしたでしょうか?

20万km=査定価格0円では無く、ハイエースの場合はまだまだ査定価格が付くという事をおわかりいただけましたでしょうか?

このサイトの他のブログには、今回紹介した内容以外にも沢山のハイエースの売却方法について紹介しています。

 

是非他の記事もご参照ください。

 

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