廃車にしては絶対にダメ!動かなくても、事故現状でも、傷だらけでもハイエースは高く売れる!
突然ですが、あなたは自分の車が事故で動かなくたったときどうしますか?
事故の度合いにもよりますが、一般的には・・・
事故車の処理はレッカー会社に運んでもらって・・・
その後その車が修理不可能、自走不可能な状態なら廃車手続きの費用を支払い・・・
廃車の手続きをお願いする・・・
このような流れが一般的ですね。
また、事故ではなくても、大きな凹み、スリ傷、ガラスの割れなどがたくさんあるようなボロボロの車両の場合も、やはり次の車を購入するお店にて、廃車をお願いしてもらっていると思います。
しかし、本当に今乗っている車のその処分方法はそれで良いのでしょうか?
一般的な乗用車ならそれでも構いませんが、ハイエースとなる話が全然変わります。
今日はそんな事故を起こしてしまったハイエース、キズだらけでボロボロなハイエースの適切な処分方法について書きたいと思います。
目次
どんな状態でも廃車にならないハイエース。その流通経路とは?
下取車や事故車がディーラーやレッカー会社に引き渡されるまで
日本では毎年約300万台以上の中古車がディーラーにて下取りされており、その内の約70%がディーラーの中古車販売部門では売り物にならないキズだらけの車や故障している中古車です。
車の持ち主「うちの車も永く乗ったな~、傷もたくさんつけてしまったよ」
ディーラー「うちで下取りますよ。次の車を買ってもらうので、廃車代はいただきません。無料で処分しますね。」
車の持ち主「それは助かる。ではお願いするよ」
こんなやりとりで下取査定が行われ、ディーラーに下取りとして中古車が入庫します。
ハイエースの場合も仕事用の車として使用している方が多いので、「キズだらけで下取価格が付けられない」とディーラーの営業マンに言われている方も多いかと思いのではないでしょうか?
また、仕事用で長距離使用するユーザーが多いのもハイエース。
当然、事故を起こす確率も増えます。事故を起こした車は「JAF」などロードサービスを使いレッカー会社の敷地に保管後に、レッカー会社にそのまま引き取ってもらったり、レッカー会社から修理工場やディーラーに引き渡された後に下取りされたりするのが一般的です。
もちろん、事故をおこしてボロボロな状態なので、廃車代を支払ってレッカー会社に処分をお願いしているユーザーも多いと思います。
下取車や事故車のその後の処分先
ではタダ同然で回収した中古車を、ディーラーやレッカー会社はどのようにして処分しているのか?
その答えは、回収した内の大半の中古車は業者専用のオークションへ出品して処分しております。
業者専用のオークションでは、普通に走る中古車だけでなく、事故を起こして動かない車なども取引がされているので、そこに出品をすれば自社で商品にできない車も処分が出来るのです。
もちろんハイエースの場合も、この業者オークションで処分される事がほとんどです。
ハイエースの業者オークションでの取引価格
ここからが重要です。
ディーラーでは売り物にならないような車、事故で動かない車が業者オークションに出品された後どうなっているか気になりますよね?
「ボロボロだから解体されているのはないの?」
「廃車代を支払ったのだから、廃車になっているのでは?
「部品取り用の車として値段がついても数万円程度で取引されているのでは?」
そんな声が聞こえてきそうですが実は違うのです。
乗用車全体をとおして見ても、業者オークションに出品された車で価値が無いと判断されて、廃車になっている車は実は全体の15%程度で、それ以外の85%程度の車はしっかりお金に変えられ転売されているのです。
そしてハイエースに関して言うと廃車になる車はほぼ無く
どんなにボロボロでも
事故をして大破している事故現状車でも
新車から25年以上経過した古い車でも
業者専用のオークション会場で10万円以下で取引されているハイエースは直近6か月間、約5000台の取引データの中で1台もありません。(2018年2月現在)
あなたがタダ同然で差し上げたハイエースは、しっかり10万円以上のお金に変えられているのです。
ハイエースの具体的な売却事例
ここからは、一つの目安としてどの程度のハイエースが、いくら位で取引されているかを、実績に基づいてご紹介いたします。
事故現状のハイエース
この写真のハイエースは23年式 走行距離22万Km ディーゼルのハイエースバンです。
後方から追突され大きくへこんでいるのがわかります。
走行距離もかなり走っており、普通のユーザーはこの事故をきっかけに廃車を検討します。
しかし、実際にはこちらのハイエースの買取りの査定金額はなんと67万円!
そして業者オークションでは80万円ちかくで取引されました。
ハイエースの価値を知らない業者やディーラーに下取りにだしていたら・・・
「廃車ですね」
とタダ同然で下取りされてしまい、大損をしてしまう車両です。
20年以上経過した古いハイエースの例
次の車両は極端に古いハイエースの例です。
こちらの車両は平成6年式、すでに24年経過した車両です。
走行距離も19万kmとそれなりに走ったガソリンエンジンのハイエースです。
そして極めつけはATシフトゲージが壊れており、パーキングの位置以外ではシフトゲージが止まらなくなってしまった車両。
走行中にDレンジからR(バックギア)レンジにふとした拍子に移動してしまう非常に危険な車両です。
こちらの車両も普通に考えれば廃車でしょう。
しかし、ハイエースの場合は違います。
こんなに古くてボロボロでも買取査定価格は12万円。業者オークションでは20万円ちかくで取引されました。
自走不可能。誰がどう見ても確実に廃車レベルのハイエース
最後はこちら、平成19年式のハイエースバン 雪でスリップして事故してしまった車両です。
車体は真ん中で大きくねじ曲がり、とても修理できるレベルではありません。
エアバッグも開き、フロントガラスも割れております。
さすがにこちらの車両はディーラーでも廃車費用を請求されるレベルの車ですが、実際にこちらのハイエースは業者オークションで30万円ちかくで取引された車両で、この価値がしっかりわかる買取業者なら最低でも15~20万円程度の査定価格を付ける車両です。
この3台のハイエースの取引実績の価格をご覧になっていかがでしょうか?
ハイエースってすごくないですか?
ご存知のとおりハイエースは海外での需要が非常に高い車です。
日本では使えない、登録できない、走れない状態のボロボロのハイエースでも・・・輸出先の国では、安い人件費で適当に修理してそのまま乗ったり日本から持ってきたハイエースをバラバラにて部品取りとして使用したり、使える部品はすべて使い切ります。
ですので、上記3台のような車両でも業者オークションでの取引となると、しっかり値段が付いた状態で取引されるのです。
ボロボロのハイエースはどのようにして売れば良いか?
ここまでで、どんなにボロボロでも傷がついていても、ハイエースは決して廃車にしてはいけないという事がお分かりいただけたかと思います。
しかし、実際に個人のユーザーが直接業者専用のオークションにハイエースを持ち込み、売却する事はできません。
個人のユーザーが今回のブログで書いたような状態のハイエースを高く売却するためには、ボロボロな状態のハイエースでも、その価値のわかっている業者を探す必要があります。
ではどのようにしてこの価値をわかっている買取専門店を探せば良いか?
代表的な買取専門店を下記に数社あげてみます。
事故しているハイエースでも、動かないハイエースでも高く買取りしてくれる買取専門店
一般的な乗用車であれば、中古車買取の会社は「ガリバー」や「ビッグモーター」などの中古車買取専門店があがります。
しかし、ハイエースという特殊な車で、尚且つ、事故していたり、
故障などで動かない状態だと、先にあげた買取店でも適切な査定価格の提示は難しい状態です。
そこで、ここからは、事故現状車や故障車などの買取に強い、専門の買取業者をご紹介いたします。
カーネクスト
1社目は「カーネクスト」です。
カーネクストの強みは、何と言って事故車に対しての買取り査定価格の高さです。
独自ルートでアフリカや、ミャンマーなどの輸出ルートを持っているカーネクストは、輸出需要が強いハイエースの買取りに関しても、特に高い買取り金額を提示してくれるはずです。
日本全国、365日対応していますので、是非下記リンクから査定の依頼をしてみてください。
廃車本舗
二社目はアイ・エッチ・エム・トレイド株式会社が運営している「廃車本舗」というサイトです。
先に書きました「カーネクスト」よりは知名度が低いですが、こちらの会社も日本全国対応しており
事故車、廃車を出張査定、出張買取りを行っている会社になります。
WEBサイト内には、一般的な廃車を売却する時の注意点や疑問に対しての回答などが丁寧に掲載されておりますので、
下記リンクから是非参照いただければともいます。
廃車ドットコム
最後は廃車ドットコムです。
こちらのサービスは廃車ドットコムに廃車買取りを依頼すると、あなたの近所の加盟店が無料で引き取り、査定、買取りをしてくれるサービスとなっています。
詳しくは下記のリンクから詳細をご確認下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハイエースはどんなに大きな事故をしていようが、キズだらけであろうが、高く売る事が出来る車だということがおわかりいただけましたでしょうか?
このサイトには、ハイエースを高く売れる方法や、名義変更に必要な書類の説明など、色々掲載しております。
是非そちらもご覧ください。
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