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マイナーチェンジでどう変わった?200系5型MC後ハイエースの新車購入基礎知識


200系5型ハイエースマイナーチェンジ変更点

2004年8月に発売開始した200系のハイエース。デビューからすでに14年が経過し、今回のマイナーチェンジが恐らく200系の中で最後のマイナーチェンジになると言われております。本日はその恐らく最後と思われる2015年11月に行われたマイナーチェンジの内容について書いていきます。

 

何が変わった?5200系ハイエース

今回のマイナーチェンジで4型から5型へステップアップしたハイエース。

今回の変更点は、先進安全機能を搭載した安全性能の向上、エンジン、ミッションの改良&変更、そして盗難対策の為のセキュリティの強化の主に3つです。

 

また、5型デビューと同時に、トヨタのカスタマイズカーブランド「モデリスタ」社から、レトロでオシャレな見た目のコンプリートカー「ハイエース リラクベース」を発売開始しました。

ここからは、それぞれの変更点について詳しく書いていきます。

先進安全機能「トヨタセーフティセンスP」を標準装備

今回のマイナーチェンジの一番の大きな変更点は、このトヨタの先進安全機能「トヨタセーフティセンスP」が5型のハイエースに標準装備された事です。

この「トヨタセーフティセンスP」とは事故を未然に防ぐ為に、下記3つの予防安全装備が搭載されております。

 

・「プリクラッシュセーフティシステム」

「プリクラッシュセーフティ」とは、一言で言うとトヨタの「自動ブレーキ」です。

ミリ派レーダーと単眼カメラの2つのセンサーで人や車を検知し、自車がぶつかりそうになると警報ブザーとディスプレイで警告してくれます。

それでもドライバーが気付かない場合や、車の速度が速く衝突の可能性が高いと車が判断すると、車側が自動でブレーキをアシストして、衝突回避や、衝突被害の軽減を行ってくれる安全装備です。

 

・「レーンディパーチャーアラート」

「レーンディパーチャーアラート」は、高速道路や幹線道路などを時速50km以上で走行中に、ドライバーの居眠りや不注意車などで車線からはみ出してしまった時に、ブザーとディスプレイ表示で警告をしてくれるシステムです。

 

・「オートマチックハイビーム」

時速30km以上で夜間走行時に、ヘッドライトのハイビーム、ロービームの切り替えを車が自動で行ってくれる装備です。

街灯などの周囲の明るさや、対向車の有無を感知し、必要に応じて自動切換えしてくれるので、切り替え忘れを防ぐ事が可能です。

商用で使用するユーザーの中には、長距離運転を多用するユーザーも多いと思いますので、この手の安全装備が搭載されることで、安心して仕事が出来ます。

 

トヨタの先進安全機能「トヨタセーフティセンスP」を装備し、安全性が大幅にアップ

 

また、「プリクラッシュセーフティ」が装備された事で、ミリ派レーダーを使用した「レーダークルーズコントロール」も標準装備となります。

この「レーダークルーズコントロール」とは、先行する車との車間距離を保ちながら追従して自動走行してくれるシステムで、高速道路などで活躍する装備です。

 

クリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」搭載

ガソリンエンジンに比べ燃費も良く、重い荷物を積んでも太いトルクでストレス無く走れる事から、以前よりは広いユーザーに人気のあるディーゼルエンジンのハイエース。

今回のマイナーチェンジでは搭載されるディーゼルエンジンに変更がありました。

その積まれるエンジンは、あのランドクルーザープラドと同じクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」となります。

 

この「1GD-FTV」への変更により、燃費自体はカタログ数値で1.0~1.6km/L程度しか向上しませんが、最高出力は約23%UPの177馬力、最大トルクに関してはなんと50%UPの450Nmも伸びております。

 

強力なトルクを発揮するクリーンディーゼルエンジン「1GD-FTV」を搭載

 

6速オートマチックトランスミッション

エンジンの変更に合わせて、組み合わされるトランスミッションも以前の4速オートマチックから、シーケンシャルシフトの6速オートマチックへと変更になり、より滑らかでスムーズな走りが可能になりました。

 

ギアレンジが増えた事で、以前の4速オートマ時に比較的回転数を上げて走行していたユーザーが、今回の6速オートマへの変更により、ギアが増えた事で低回転での走行が多用されるようになると、カタログ数値以上の燃費効果が期待できると思います。

 

盗難防止システムの標準装備

一時はニュース番組のいたるところで取り上げられていた時期もあったハイエースの盗難事件。

2015年から3年連続で盗難発生車種トップ3に入っており(ちなみに他の2車種はプリウスとランドクルーザー)

その影響から任意保険の料率まであがり、保険料が高くなってしまっている始末です。

 

そんな盗難被害を少しでも防げるようにと、今回のマイナーチェンジで「イモビライザー」と「オートアラーム」が全グレードに標準装備される事になりました。

車両本体価格はいくら高くなった?

安全装備、パワートレイン、そしてセキュリティ装備が充実した今回の5型へのマイナーチェンジ。当然、新車価格も上がっております。

下記に一部グレードを抜粋してみます。

ガソリンエンジンの新車価格の比較

ガソリンエンジン 4型新車価格 5型新車価格 アップ金額
バン 2WD DX 5ドア 3/6人乗 AT 226.2万円 245.5万円 19.3万円
2WD スーパーGL 2/5人乗 AT 285.6万円 297.4万円 11.8万円
ワゴン 2WD GL 10人乗 AT 296.4万円 304.8万円 8.4万円

 

ディーゼルエンジンの新車価格の比較

ディーゼルエンジン 4型新車価格 5型新車価格 アップ額
バン 2WD DX 5ドア 3/6人乗 AT 277.7万円 298.4万円 20.7万円
4WD DX 5ドア 3/6人乗 AT 308.2万円 328.9万円 20.7万円
2WD スーパーGL 2/5人乗 AT 338.1万円 356.2万円 18.1万円
4WD スーパーGL 2/5人乗 AT 368.5万円 386.7万円 18.2万円

 

いかがでしょうか?

今回のマイナーチェンジで全体的に10~20万程上がっているのがお解り頂けるかと思います。

 

これだけ装備が充実したので、新車価格のアップは致し方ないところではありますが、どうしても価格を下げたい、安くしたいという方は、「セーフティセンスP」などを無しにする「レスオプション」を選択する事で、多少購入金額を下げる事が可能です。

しかしながら、安全装備を削ってまで予算を抑えるのも考えものですね!

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?5型へのマイナーチェンジで内外装の大幅な変更は無いものの、時代に合わせて安全装備やパワートレインなどの見直しが大幅に行われた今回のマイナーチェンジ。

ハイエースに限らず、現在日本で販売している新車すべて言える事ですが、安全装備と環境配慮により新車価格は常に上昇している状態です。

 

ましてや、マイナーチェンジ後すぐのタイミングでの新車購入を検討する場合は、ディーラーからの値引き提示額は少なく、値引き交渉も難航する事が十分予想されます。

しかし、そんな中でも少しでも安く買いたいのは皆さん同じ考え。

そんな皆さんに最後に、一つだけ重要な事をお伝えします。

 

それは今乗っている車の売却先についてです。

 

今乗っている車の売却先について

ハイエースの購入を検討しているユーザーの大半が、今もハイエースに乗っていたり、ハイエースで無くても仕事用の車や、ミニバンなどに乗っている方がほとんどだと思いますが、その車をディーラーに下取りで出してしまうと大幅に損をしてしまうかもしれないという事です。

新車の値引き交渉時に、よくディーラーの営業マンから

 

「下取りと値引きを合わせて〇〇万円引きます」と言われる事がよくあるのですが、もしそのような値引き額の提示をされた場合は、新車の値引き額と下取りとしての査定価格を分けて出してもらうべきです。

特に今もハイエースに乗っている方でしたら、ハイエースは日本車の中でもリセールバュー(再販価値)の高い部類に入りディーラーでの下取り価格と、買取専門店での買取価格が30万円も40万円も変わる事が多々あります。

 

「ディーラーでの下取額が5万円のハイエースが、買取店だと50万円になった」

「下取り値引きで30万円と言われたど、買取店への売却だけで40万円になった」

「下取りから買取店への売却に変えたら、浮いたお金でオプションを追加出来た!」

「買取店で売った事で、予定より高くうれたから、買う新車の安全装備を削らないで済んだ」

 

という事はよく聞く話です。

そして何故そんなに差が出るのかの理由は、このサイト内の他の記事を見ていただければ一目瞭然です。

これからハイエースの新車購入を検討している方は、購入時の新車の値引きと、今乗っている車の売却は別で考えて動いたほうが賢い選択を言えます。

 

特に今乗っている車がハイエースならなおさらです。

買う時は安く、売り時は高く!ぜひ参考にしていただければと思います!

 

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